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観てきました。「大日本人」。
色々とあちこちのレビュー欄にすでに書かれているようですが、まったく先入観なく観るのが映画です。ニュートラルな感情で観ました。

確かに、問題にならないぐらいの駄作か、最高傑作か、賛否両論飛び交うのが当然だと思いました。まったく個人の観る目によってこれほど意見が分かれる映画も珍しいんじゃないでしょうか?

私は、あくまで私の感想・意見を言いましょう。

この映画、ギャグとかお笑い映画じゃないです。
哀しいヒーローの映画です。
いいように利用され、それでも一生懸命頑張る時代遅れのヒーローの映画。

さらにその中に、強烈な日本と、日本人への警鐘と皮肉が込められています。

コント的なドタバタシーンだけを観れば、確かに笑えるシーンはいくつもあります。
お下劣で、汚く見えるシーン。
PTAの方(特に高齢の)が観れば、極めて下らないと言われるシーン。

そんなシーンもいっぱいあります。

でも、紛れもなくこの映画は哀しい。
古くからの(伝統)を、その身体で受け継ぎ、日本のために身を削る、大日本人というヒーローの物語。

シュール極まりない映画です。

知ってる方は知っていると思いますが、80年代末期から90年代にかけて、テレビで、「ダウンタウンのごっつエエ感じ」という番組がありました。
ダウンタウンが完全に全国制覇をなしとげた、今では語り草にさえなっているコント&バラエティー番組です。

その番組が、終了するまで、「トカゲのおっさん」っていうコントがありました。
恐ろしいほどシュールなコントで、表面のドタバタとは裏腹に、内面に差別などのテーマが込められた、とても笑えない(表面では十分馬鹿馬鹿しく笑えます)コントでした。

あの「トカゲのおっさん」がベースになっているのが、「大日本人」だと思いました。

私は映画の観賞後、個人的には入場料が高いとは思いませんでした。
だから「面白かった」と思ったのでしょう。
「面白い」という言葉の意味の広さはあまりに拡いですが...。

「誰も作ったことのない映画を作りたかった」
と、松本人志監督は言っていましたが、その点は完全にクリアされていました。
確かに誰も作ったことのない内容の映画です。間違いなく。

そして確かに、説明し辛い映画であることも間違いないです。
「どんな映画だった?」
と聞かれても、なかなか上手く説明なんて出来ません。

6割、いや7割ぐらいの人が、ただ単に、「面白くなかったよ」って言うような気がします。
少なくとも、松本人志の作るシュールでアイロニカルなコントやギャグが、分からない人には絶対に分からない映画だと思います。

もちろん、分かることが、その人が優れているということではないのですが...。

何ヶ月か後には、DVDも出るでしょう。
私は買ってまた観ようと思います。
松本監督が何度もインタビューなどで言っているように、「1度見ただけではなかなか分かり辛いかも知れません..」

その通りだと思います。確かに..。




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2007年06月16日 06:56 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | Top↑

管理者だけに観覧

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